私シマトネリコ、15年間保険の仕事に携わってきましたが
生命保険に加入されている方の多くが、ご自身の加入されている保険の内容を
分かっていないです。高い保険料を払っているにも関わらずです。
私としては、
お客さまご自身が、自分(家族)に必要な保障がいくらで
だからこの保険に加入している。ムダな所は一つもないぜ(どや)
↑これが理想です。
ぜひ、今加入されている保険は自分に合っているのか分からない方や
これから見直しを検討される方、こちらの記事をご覧いただければ
ご自身で必要な保障額を把握して自分にピッタリな保険に加入出来るようになって
いただけると思います。
2021年度「生命保険に関する全国実態調査」(2021年12月発行)
主な結果は次のとおりです。
公益財団法人 生命保険文化センターより
- 生命保険(個人年金保険を含む)の世帯加入率は89.8%と前回調査とほぼ同水準
- 医療保険の加入率93.6%今回新たに調査を実施した認知症保険と健康増進型保険の加入率はそれぞれ6.6%、4.2%
- 世帯の普通死亡保険金額は平均2,027万円であり、引き続き低下傾向
- 世帯年間払込保険料は平均37.1万円と前回調査とほぼ同水準
- 個人年金保険(全生保)の世帯加入率24.3%と平均世帯年間払込保険料20.6万円は2015(平成27)年以降増加傾向
- 直近加入契約(民保)の加入目的は「医療費や入院費のため」が59.0%、「万一のときの家族の生活保障のため」が52.4%と上位を占める
- 今後増やしたい生活保障準備項目は、「世帯主の老後の生活資金の準備」が前回調査から5.3ポイント増加
- 加入チャネルに満足している点として、「商品知識や保障見直しの提案力が良い」「保障内容の説明や手続きの対応が良い」「相談に迅速に対応してくれる」が増加
- 不足している生命保険知識は「どういった保障が必要なのか」が42.3%と最も多く、前回調査から3.2ポイント増加
死亡に備える
死亡保障を考えるうえでまず、国民年金・厚生年金の事を理解する必要があります。
遺族年金
遺族年金は、国民年金または厚生年金保険の被保険者または被保険者であった方が、
亡くなったときに、その方によって生計を維持されていた遺族が受けることができる年金です。
遺族年金には、「遺族基礎年金」「遺族厚生年金」があり、亡くなった方の年金の加入状況
などによって、いずれかまたは両方の年金が支給されます。
遺族基礎年金の年金額(令和4年4月分から)
子のある配偶者が受け取るとき
777,800円+子の加算額
1人目および2人目の子の加算額 各223,800円
3人目以降の子の加算額 各74,600円
つまり、子供1人の場合は約77.7万+22.3万で約100万 約月8.3万
子供2人の場合は約77.7万+22.3万×2で約120万 約月10万となります。
遺族厚生年金の年金額
遺族厚生年金の年金額は、死亡した方の老齢厚生年金の報酬比例部分の4分の3の額となります。
なお、報酬比例部分の計算において、厚生年金の被保険者期間が300月(25年)未満の場合は、
300月とみなして計算します。
若い方の場合、平成15年4月以降に厚生年金に加入されていると思いますのでBの計算式となります。
年収240万 月額20万×5.481/1000×300×3/4=24万6645円 約24万 月2万
年収360万 月額30万×5.481/1000×300×3/4=36万9967円 約36万 月3万
年収480万 月額40万×5.481/1000×300×3/4=49万3290円 約48万 月4万
少し無理やりですが、ざっくり月額、年収の10分の1と覚えてください!
厚生年金加入 標準報酬月額30万 子供2人の場合 基礎年金120万+厚生年金36万となります。
必要な額
子供が18歳になるまで月13万円が遺族年金として支給されることが分かりましたので
あとどれだけ必要かイメージしやすくなったと思います。
これから想定される支出
- 生活費:現在の生活費の7割で算出し期間は末子が22歳(大卒して就職)まで確保
- 教育費:進路に応じた金額を確保
- 住居費:持ち家の場合、団信でローンは相殺 メンテナンス費・毎年の固都税を確保
想定される支出 - 準備済み資産(遺族年金、貯蓄)= 備えるべき保険金額となります。
まとめ
今回は死亡保障について解説しましたが、
早死になんてめったに起こる事ではありませんが、起きた場合は
経済的な損失が大きいです。
大切な家族がいるにも関わらず親から引き継いだかんぽ生命や
保険料が安いからといって小さな保障しかない共済に加入
されている方もたくさんいらっしゃいます。
何も起きていないから問題ないように思うかもしれませんが
ぜひ保険の本質を知ってください。
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